技術基盤
光の波長特性を生かした
難治性疾患への基盤的技術開発
革新的な光技術の基盤を整備し、国際的な研究拠点へ
名古屋市立大学は、日本で初めてPUVA療法を実施し、皮膚疾患治療をリードしてきました。本グループは、光の波長特性を活かした治療技術の開発を進め、エキシマ光源や深紫外LEDを用いた治療機器を次々と発表。今後は在宅光線療法や皮膚がん向け治療機器、フォトフォレーシスの応用を目指します。さらに、紫外線の免疫調整機能の解明や外来植物の繁殖抑制にも取り組み、光技術の革新を通じた国際的な研究拠点の形成を目指しています。

(医学研究科 加齢・環境皮膚科学・教授)

(医学部附属西部医療センター・教授)
応用
糖、腫瘍ホーミングペプチド
連結クロリンe6による
次世代光線⼒学による癌免疫に
及ぼす効果の検討
片岡洋望教授が率いる研究グループは、次世代光線力学療法(PDT)の開発に注力しています。グループは糖と腫瘍ホーミングペプチドを連結したクロリンe6の合成と、その癌免疫への影響を研究しています。特に、マウスモデルを用いた実験で、抗腫瘍効果の高い治療法の可能性を探求しています。有機合成の専門家である野元昭宏教授が、光感受性薬剤の合成と精製を担当し、研究を支援しています。

(医学研究科・消化器・代謝内科学 ・教授)

(薬学研究科・病態解析学 ・教授)
探索
光線による免疫制御の基礎的解析
皮膚科領域で光線療法として汎用されている紫外線の照射で、免疫反応を抑制する制御性T細胞が増えることを見出しました。これを元に、紫外線で制御性T細胞が増殖するメカニズムの基礎的解析と、新たな治療応用をめざした基礎的解析を行います。

(医学研究科 免疫学・教授)

システム構築
光を自由自在に扱う
最先端フォトニック結晶技術開発
荷電したコロイド粒子を水などの液体に分散させると、粒子間には静電反発力が働き、粒子が規則正しく並んだ「コロイド結晶」構造を形成します。屈折率が周期的に変化する構造を、「フォトニック結晶」と呼びますが、コロイド結晶は3次元フォトニック結晶です。この構造を用いて、様々な光の導波路や、紫外線を高効率に反射する材料など、光線治療をはじめとする医療の分野に役立つ、様々な材料を構築したいと考えています。

(薬学研究科 コロイド・高分子物性学 ・教授)
